基準価額は投資信託の値段にあたり、市場の動き、為替、組入銘柄の値動きなどで上下します。下がった事実だけでは、売却するか保有するかは決まりません。
慌てて操作する前に、下落要因、分配金、当初の目的、資金の使用時期を順に確認します。売る・売らない、積立を続ける・止めるという結論は、本人の状況で異なります。
最初に、市場全体が下がっているのか、そのファンド固有の要因かを確認します。同じ資産へ投資する指数や他商品と比べると、全体の動きを把握しやすくなります。
海外資産へ投資する商品では、為替変動も基準価額へ影響します。投資先の価格が上がっていても為替によって下がる場合があり、反対もあります。
月次レポートや運用会社の情報に、下落要因の説明が掲載される場合があります。一つのニュースだけで原因を断定せず、資産構成と運用コメントを確認します。
分配金を出すファンドでは、分配金の支払いによって基準価額が下がる場合があります。分配落ちと市場下落を区別します。
分配金を受け取ったことを含めても資産全体がどう変化したかを確認します。基準価額だけを見て、受け取った分配金を無視しないようにします。
仮の利用例として、100万円の評価額が90万円になれば、含み損は10万円、率では10%です。これは計算例で、将来の値動きや回復を保証しません。
下落中も信託報酬はかかります。保有を続ける場合は、回復への期待だけでなく費用と商品方針も確認します。
運用方針やレポートの見方を確認するときの参考として、運用会社の案内ページを載せています。
ひふみ投信の詳細を見る ↗購入時に決めた運用期間、投資対象、値下がりを受け入れる範囲を見直します。方針が変わっていなくても、自分の家計や目的が変われば判断も変わります。
近く使う予定の資金を投資していた場合は、必要時期まで待てるかを確認します。生活資金と投資資金の分け方は「緊急予備費と投資資金を分ける理由」を参照します。
積立投資では、価格が下がると同じ金額で多くの口数を購入できる性質があります。ただし、その後の利益を保証するものではありません。詳しくは「ドルコスト平均法とは?」で確認します。
積立を続けるか止めるかは、下落率だけでなく、家計の余裕、投資目的、商品方針、費用から判断します。追加購入も必ず有利になるとは限りません。
売却する場合は、換金時の費用、受渡しまでの扱い、税務を確認します。保有を続ける場合も、運用方針の変更や純資産の推移を見ます。
下落要因が市場全体の場合でも、その市場へ投資し続ける理由が本人にあるかを確認します。「全体が下がっているから問題ない」と自動的に結論づけるのではなく、当初の期間と目的を見直します。
ファンド固有の要因には、組入銘柄の下落、運用判断、資金流出、運用体制の変化などが考えられます。月次レポートで説明を読み、目論見書の方針から外れていないかを確認します。
為替が要因なら、為替ヘッジの有無と仕組みを資料で確認します。円高・円安のどちらが必ず有利とは限らず、投資先資産の値動きと合わさって基準価額へ影響します。
分配金の支払いがあった場合は、受取額と基準価額の変化を合わせて見ます。分配金を利益と決めつけず、元本の一部が払い戻される場合の説明も資料で確認します。
積立中に価格が下がると多くの口数を買える性質はありますが、その後さらに下がる可能性もあります。積立継続を正当化する言葉として使わず、家計と投資期間が変わっていないかを確認します。
売却を選ぶ場合も、一度に全部を売るか一部を売るかで結果が変わります。具体的な操作を勧めるのではなく、必要資金、残す目的、費用、税務を整理します。
保有継続を選ぶ場合は、「戻るまで待つ」だけでなく、次に確認する日と項目を決めます。判断を先延ばしにすることと、計画に基づいて保有することを区別します。
下落で眠れないほど不安になる場合は、商品より投資額が本人の許容範囲を超えている可能性があります。相場回復の予想ではなく、生活へ影響しない金額へ見直す材料にします。
下落率を確認するときは、購入価格からの下落と直近高値からの下落を混同しません。本人の含み損は平均取得額を基準に計算し、市場ニュースの数字とは分けます。
複数回購入している場合は、口数と平均取得額を取引画面で確認します。個別の購入価格だけを見て、口座全体の損益を誤解しないようにします。
生活資金が必要になったことが売却理由なら、市場見通しより必要額と時期を優先します。投資資金を生活資金と分けていなかった場合は、残りの資産についても同じ問題がないか見直します。
一部売却を検討する場合は、必要額、残る配分、手数料を確認します。全部売却との優劣を決めつけず、目的に対してどこまで現金化が必要かを考えます。
積立を停止しても、保有商品が自動で売却されるとは限りません。積立設定と保有残高を別々に確認します。反対に売却しても積立設定が残る場合があるため、操作内容を読みます。
市場が急変したときは、注文の成立時点や基準価額の決まり方も確認します。画面で見た価格で必ず売買できるとは限らないため、金融機関の注文案内を読みます。
判断後は、下落時に何を確認し、なぜ選んだかを記録します。次の変動時に同じ不安だけで判断を変えることを防ぎやすくなります。
判断理由と次の確認日を記録し、相場の短期変動だけで方針を変えないようにします。
注文前に最新残高も見ます。
基準価額が下がったら、原因、分配金、目的、使用時期の順に確認します。100万円が90万円なら含み損10万円、10%ですが、その数字だけで結論は決まりません。
投資信託には元本割れの可能性があり、下落時も手数料がかかります。売却・保有・積立継続のいずれも将来の成果を保証しないため、最終判断は本人が行います。
運用方針やレポートの見方を確認するときの参考として、運用会社の案内ページを載せています。
ひふみ投信の詳細を見る ↗