インデックスファンドとアクティブファンドは、どちらか一方だけを選ぶ必要はありません。中心にインデックスファンド、一部にアクティブファンドを置く「コア・サテライト」と呼ばれる考え方があります。
これは選択肢の一つで、すべての人に推奨される配分ではありません。併用すると商品数、費用、見直し作業が増えるため、組み合わせる理由を先に決めます。
コアは資産全体の中心として、広い市場への分散や低コストを重視する部分です。サテライトは、特定の運用方針や市場平均を上回る成果などを目指す部分として考えられます。
役割を決めず、成績がよかった商品を追加するだけでは、投資対象が重複する場合があります。目論見書で地域、資産、上位組入銘柄を確認します。
一つのインデックスファンドだけで目的を満たすなら、アクティブファンドを追加する必要はありません。反対に、方針へ納得し、費用と値動きを受け入れられるなら、一部へ組み込む考え方があります。
仮の利用例として、毎月3万円を積み立て、インデックスへ2万円、アクティブへ1万円とします。年間の積立総額は3万円×12=36万円で、内訳はインデックス24万円、アクティブ12万円です。
これは配分計算の例で、2対1を推奨するものではありません。運用成果も保証しません。本人の資産、期間、値下がりへの耐性によって配分は変わります。
金額に直すと、サテライト部分でどの程度の値動きを受けるかを考えやすくなります。割合だけでなく、下落した場合の家計への影響を確認します。
運用方針やレポートの見方を確認するときの参考として、運用会社の案内ページを載せています。
ひふみ投信の詳細を見る ↗仮の利用例として、インデックスの信託報酬を年率0.2%、アクティブを年率1.0%とします。単純化して、インデックスの保有額24万円なら年480円、アクティブ12万円なら年1,200円、合計1,680円です。
実際は積立途中で保有額が変わり、費用計算も日々の残高等に基づくため、この数字どおりにはなりません。運用益を予測する例でもありません。費用差の見方を示す仮の計算です。
アクティブファンドには成功報酬がある場合もあります。信託報酬だけでなく、購入・換金時の費用と合わせて確認します。
併用すると、値動きによって当初の配分からずれます。積立額を変えて近づける方法と、保有商品を売買して戻す方法があります。売買では税務や費用も確認します。
商品数が増えると、月次レポートや運用報告を読む対象も増えます。比較しにくくなり、アクティブ部分が複数あると役割が重なる場合があります。
配分を決める前に、現在保有している預貯金、株式、投資信託も含めて資産全体を確認します。新しい積立だけを2対1にしても、既存資産に偏りがあれば全体の比率は異なります。
コア部分を複数のインデックスファンドへ分ける場合は、同じ指数や似た地域へ重複していないかを確認します。サテライト部分も、異なるファンドが同じ上位銘柄を持つことがあります。
リバランスの時期は、毎月の値動きで決めるのではなく、一定の確認日や、配分が本人の許容範囲を外れたときなど、事前の基準を設けます。基準に唯一の正解はありません。
積立額で調整する方法は、保有商品を売却せず今後の買付額を変えます。売却して調整する方法は、費用や税務、NISA枠への影響を確認します。どちらが常に有利とは限りません。
相場上昇でアクティブ部分の比率が増えた場合、好調だからそのままにする判断も、当初比率へ戻す判断もあり得ます。判断の軸を直近成績ではなく、当初の役割と受け入れられる値動きに置きます。
併用を始めた後に管理が負担になった場合は、商品数を減らすことも選択肢です。複雑な配分を維持すること自体を目的にせず、本人が内容と費用を説明できる範囲にします。
年率の信託報酬差は保有期間中に積み重なりますが、費用だけで将来の成績は決まりません。アクティブ部分へ払う費用と、期待する運用方針が見合うと考えるかを定期的に確認します。
積立を開始する前に、配分を変える条件も書きます。収入が減った場合、使う時期が近づいた場合、運用方針が変わった場合など、相場の上下以外の条件を含めます。
仮の配分例では、インデックスとアクティブの積立額だけを示しましたが、預貯金や他の投資資産は含んでいません。実際の判断では、生活防衛資金と既存資産を加えて全体を見ます。
二つの商品を同じ金融機関で買えるか、積立日や最低金額を設定できるかも確認します。操作条件は金融機関によって異なるため、配分計画を作る前に案内を読みます。
リバランスで売却する場合、NISA口座では売却した簿価分の枠が再利用できる時期など制度上の扱いがあります。課税口座では損益や税務も関係します。口座区分を確認せず操作しません。
管理表には、商品名、役割、毎月額、信託報酬、確認日を記録します。併用する理由が消えた場合は、惰性で商品数を維持せず、整理を検討します。
併用しない選択も同じように検討します。一つの商品で必要な分散と運用方針を満たせるなら、サテライトを持たない方が管理しやすい場合があります。
配分表は積立分だけでなく、既存資産を含めて作ります。仮の費用計算と実際の料金表を混同せず、購入時には各商品の最新目論見書で確認します。併用しない案も同じ条件で比較します。
管理負担が大きい場合は、商品数を減らした単純な案を作り、費用と分散を比較します。
変更理由も記録します。
コア・サテライトは併用方法の一つで、正解の配分はありません。仮の月3万円なら年36万円となり、配分ごとの金額と費用を確認できます。
併用は管理が複雑になり、比較やリバランスの手間も増えます。投資信託には元本割れの可能性があります。目的、コスト、管理負担を確認し、最終判断は本人が行います。
運用方針やレポートの見方を確認するときの参考として、運用会社の案内ページを載せています。
ひふみ投信の詳細を見る ↗